ベタ問から学ぶ豆知識‐その3 特集あの現象の名前
こんにちは。今日はクイズ系記事です。
今回は「現象の名前」に焦点を当てて記事を書いていこうと思います。現象・効果の種類はクイズでも様々な種類が聞かれるため、覚えるのも一苦労ですが、この記事でその少しでも知ってもらえればと思います。
今回は問題文を少し砕いてヒントを列挙しました。
①時計を見た時に針が一瞬止まって見えるあの現象の名前は何?
A. クロノスタシス
この辺りはまだメジャーな方でしょうか。この現象は、サッカードという目の速い動きによって発生します。突然視界が動いたとき(急に時計を見た時)、その眼球はそれに伴って動くわけですが、その眼球運動の間は映像が認識できなくなります。この時、脳は認識できなかった映像分の隙間を埋めるために今見えている映像を材料に見えなかった映像を作り出そうとします。このとき、隙間の映像が今見えている映像で置き換えられてしまうことで、さきほどの「クロノスタシス」が起こると考えられています。
②達成できなかったことや途中で中断していることの方が、達成したことより記憶に残りやすいという効果の名前は?
少し難しかったかもしれません。この効果は、ロシアの心理学者ゼイガルニック(ツァイガルニック)によって提唱されたものです。現在続いていること、達成できていないことは目標を達成できるか、と言った緊張感が持続しますが、達成してしまうとそこにあまり意識が向かなくなることから起こっている現象です。
例えば、ゲームをクリアする途中でやめないといけなくなったときに気になるというのもこの現象の一種かもしれません。(微妙に違うかもしれませんが...筆者の体験談ではこんな稚拙なものしか思いつきません。)
③男女間の物理的距離が近いほど心の距離も近くなり、仲良くなるといった法則を何というでしょう?
A.ボッサードの法則
似たものにザイオンスの法則というものもあります。こちらは、物理的な接触の機会が多いほど親しみを感じることが多くなる、といったものです。
この法則は、遠距離恋愛などで距離が離れすぎると心理的な距離も遠ざかってしまうということを示しています。頻繁に連絡を取ることによってこの法則の効果を弱められるらしいです。
個人談ですが、今はコロナ関係で実際に大学の人たちと会う回数が少なくなっていて、もちろんサークルの人などともインターネット以外ではあまり会わないです。そうすると、心理的な距離もやっぱりあまり縮んでないなーと感じることがります。実際に何回か会うとかなり親近感を感じるようになったので、この法則は身近になりなっているんだと思ったりしました。
今回はこのあたりにします。まだまだ色々な法則や現象があるので、また別の機会に紹介できたらと思います。